朝日新聞デジタル:高校生ら反安保法訴えデモ 東京・新宿

〈要約〉

安全保障関連法案に反対する高校生を中心とする活動団体T-ns SOWLが4月23日、新宿駅前で反対運動を実施した。18歳未満の選挙権を持たない子供たちがマイクを握り思いを訴えた。

〈疑問〉

活動団体による反対運動が度々行われているが、主張に対して効率的な方法だといえるのか。

〈考え・主張〉

日本人は前に出て主張することをしない国民性であると以前から言われてきている中、若者が自分の考えをすぐに行動に移している、ということについてはとてもいい事であると思う。しかし、安全保障法案などの国会で話合われていることに対する反対運動を国会前、ましてやそれ以外の場所で行う事は有効な手段であると言えるのだろうか。デモの様子を見ていると「○○に対して反対である」という主張のみを前面に押し出している。反対という意見に至るまでの理由が欠如しているため感情論で事が進んでしまっていると私は考える。仮に道端で演説を行ったとしても、それに対して終始耳を傾けているのは同じ結論に至った同じデモの参加者だけではないだろうか。本当に明確な意見を論理的に伝えられる人はデモなどという間接的な反対運動ではなく、自分の考えをまとめた意見書を国に対して提出するべきだと思う。