ITmediaニュース:被災地のガソリンスタンドで割り込み 関西テレビが謝罪

〈要約〉

関西テレビ平成28年熊本地震の取材中に現地のガソリンスタンドにて、車の列に割り込んで給油したことがtwitterの投稿がきっかけで発覚した。
これに対し関西テレビは事実を認めた上で謝罪をした。

〈疑問〉

震災直後からテレビ局がこぞって現地からの中継が行っているが、どの局も同じように現地での報道に徹することが必要なのだろうか?

〈考え・主張〉

震災翌日から東京など被災した県以外のテレビ局が現地に行き連日、被災状況などを伝えている。現地の現状を実際に目にする事が出来ない私たちにとってはテレビから伝えられる映像は貴重な情報源であるのは確かであるが、現地で被災した人々の立場になって考えた場合、避難している中にテレビ局が押しかけ取材される事にメリットが全く無いのである。このような状態の中でネット上では被災者がテレビ局の現地取材がもたらしている弊害を度々伝えている。関西テレビの事例は1例にすぎず他にも取材の為に予約された熊本県内のホテルに取材陣が泊まらずに空室状態になっている、取材中に物資を受け取りに来ていた少女を押しのけて撮影を進める、という事例もあがっている。現代ではSNSの発達によって被災者側から被害状況が伝えられる事も多くなり、このような被災者側からの状況説明の方がテレビで伝えられる情報よりもリアルで考えさせられるのではないだろうかと考える。そのためテレビでの現地取材は被災地もしくは周辺の都道府県のテレビ局に任せた上で報道されるべきである。

〈その他〉

特になし。